今年も、デニス・バンクスが来日しています。
去年は時間がなくて来れなかったので、昨日、デニスのドキュメンタリー映画を撮影している映画監督のマリーミッシェルと二人でキチドクにごはんを食べにきてくれました。
デニスは、おそらくわたしがキッチンドッグ!を始める数年前から知っているので、キッチンドッグ!を始めたことにも喜んでくれたけれど、去年からレッドリリーマグノリアというレストランも始めたことをとても喜んでくれて、昨日以来みんなに宣伝しまくってくれています(笑)。
「こんな素敵なお店を作ったなんて、すごく嬉しいよ、ここだけの話、Dennis's American Grill(デニスがプロデュースしたレストラン)より美味しいよ!」と言ってくれますが、わたしはデニスにそう言ってもらえるなんて、なによりも嬉しいです。
そして、6つ星をくれました(あはは)!
その夜、マリーミッシェルのできたばかりのドキュメンタリー映画『死ぬのによい日』を観ました。
感動。
数々のすてきな言葉がインタビューの中にありました。
「若いとき、数々の素晴らしい言葉や演説にインスパイアーされた。
そして、自分の番が来たなら、まっすぐ立ち上がり、
自分の信念を大きな声ではっきりと話そうと決めた。」
とか、
孫娘にむかって
「爺はもうすぐ死ぬよ。人はみんな時がくれば神様のもとに行くんだ。
天国には素敵な彼女がいるかもしれないんだ。
心地いい場所を作ってあげれば、きっと彼女が待っててくれるよ。」
とか。でも、なかでも
「あなたのそのパワーはどこからくるのでしょう?」
という質問への答が素敵だった。
「この力がどこからくるのかって? それは死ぬことを恐れない気持ちからだ。
死さえもわたしの情熱をとめることはできない。
母なる大地から、木々から、昆虫たちから、馬、鹿、熊、イーグル、シーガル、ふくろう、
すべての自然からもらった強さだよ」
もちろん、彼の功績を知ると感動するのですが、家族を犠牲にしたことを辛いと思いながらも、そうせずにはいられないほどほとばしる信念のために闘い続けた彼だから、魂に届く言葉なんです。
是非、公開されたら観てください、
『A good day for die - デニス・バンクスの生涯』
これは、デニスとリチャード・アードス氏の共著の本と同名のドキュメンタリー映画です。
偶然、知り合いの一条真也さんが
内容がよくわかる書評を書いていたので、リンクしておきます。