ここ数日、ちょっと不思議な時空の中に来ている感じ。
木曜日、25年前にLAの親戚の家で会った日系三世の
Joe さんからFace Bookづてに連絡をいただき、お店にランチを食べにきてくださいました。
25年間、まったくなにも連絡し合っていなかったにも関わらず、あまり変わった様子もなく楽しいランチになりました。聞けば、
グレートデーンを3頭も飼っていて、大の犬好きだそう。
そして、Joeさんがいる時にタイミングを見計らったかのようにグレートデーンを連れたお客様がいらっしゃいました。
翌日、今度は30年ぶりにTwitter で見つけてくれて、連絡をいただいた高校の同窓生(同じクラブだった!)、
エンドくんがランチに来てくれました。名古屋で活躍する有名なイラストレーターになっておられました!
近いうちに50歳記念で、キチドクにて個展をやろうと盛り上がって楽しかった。
お正月に行けなかった同窓会の写真を見ると、みんな見る影もなくオッサンぽくなっているのに驚愕しましたが、エンドくんは立派。
お腹が出ないように、ジョギングしているそうで、若々しく真っ黒な髪(染めてないらしい)で、すごく輝いていました。
夕べは、橋本先生に『
奈良裕之さんのカレーを食べる会』にお誘いいただき、巣鴨までおそるおそる行ってみたら、橋本先生が30分ほど遅れるというので
不思議なアトリエ的空間のお庭のテーブルで一人でカレーを食べていたのですが、たまたま隣に座っていた物静かな人とお話したら、どうやら彼は笛を吹く人らしい。
かといってあまり色々聞くのも失礼だと思い、当たり障りのない話をしていたのです。
するとそこに、遅れていらっしゃった橋本先生とともに、なんと
ボブ・サム氏が現れました。
ボブ・サム氏は、アラスカン・インディアンの神話の語り部です。
Don't be afraid to talk about the Spirit.は、心に残るセリフ。
映画『ガイア・シンフォニー』を観た方ならご存知なのでは?
奈良さんとお親しいそうです。
ボブ・サムさんと話していたら、その笛吹きさんが、なんと
大倉正之助さんの弟さんだというのです。
正之助さんとは、一昨日一緒にお茶していたばかりです。あーびっくりした。弟さんが二人いるとは知らず、まさかと思いました。
雲龍さんという名前だし、大倉家は鼓の家元なのに、笛を吹くというからまったくわからなかった!
そして、雲龍さんもガイア・シンフォニーに出演なさっていましたね!
その後、皆さんが段々と帰りはじめたあと、二階の室に奈良さん、ボブ・サムさん、橋本先生、アランさん、アトリエのオーナーさんと上がり、アランさんの素晴らしい絵をバックに、雲龍さんが何種類もの笛を吹いてくださいました。
なんと、岩笛も。
横澤さんの垂直に天に届く岩笛と違い、水平に限りなく広がる音色なのだそうです。
鼓を打つのをやめ、笛の『響き』の世界に入り、自分の求めていた平安を得ることができた過程の話や、岩笛との出会いの話を訥々と穏やかに話してくださった雲龍さんの、限りなく繊細に震えるような感性に、驚いたとともにまたもや忘れかけていた美の世界に意識を引き戻されました。
お話しているときの彼は、すごく明るくきれいなほんわりしたオーラに包まれているのに、笛を演奏し始めると、驚いたことに暗くて深い色のオーラが彼を覆い、私には編み笠を被った侍のようなシルエットが肩の後ろにいる感じがします。
雲龍さんは、源頼朝を追い求めているというようなお話をなさっていたように思いますが、わたしは、あれは絶対に源実朝だと思う!
なーんちゃって、歴史にめっぽい弱い私ですから、頼朝とか実朝とかどういう人だったかもまったく知らないんですが。でも、実朝という感じがする!
そして、彼の笛の音を聞いていると、時空を超えて、銀河の光のシャワーの中に浮いているような感じになりました。
しかしながら、実際に吹いている笛の音色以外の、全然違う音楽が同時に聴こえてくるのが不思議だと思っていたら、あとでボブ・サムさんの通訳の方が雲龍さんのところに来て、
「奏でている音とは別の層に、違う音が聴こえていましたとお伝えくださいとのことでした」
とおっしゃったので、やはりみんな聴こえていたんだねと、ほっとしました。
カレーを食べに行っただけなのに、絶対にそれだけでは終わらないのがわたしの日常。。。
きっと、こうやって行くべき道に引き戻してくれる人々に、神様が時々会わせてくれるんだよ。
軌道修正をしなさいと。
遅くまでウロウロしていて、今日は風邪をひいたみたい。
さて。7月31日(日曜日)の18時から!
その、ギャラリーマスミにて、奈良裕之さんとボブ・サム氏のセッションをすることがその場で急遽決まりました!
ご興味のあるお方、是非是非いらっしゃってみてくださいね。
チケットは5000円だそうです。